「準天頂衛星」で鉄道運行管理 国交省が12月から実験(朝日新聞)

国土交通省は18日、08年度に打ち上げ予定の「準天頂衛星」を使った新しい鉄道運行管理システムの実験を来月から始めると発表した。米国の全地球測位システム(GPS)の約10倍の精度や通信機能を生かして、列車の位置を把握したり停止信号を列車に送信したりできるという。
同省は来月、北海道・函館で準天頂衛星と同じ電波を出す機械を使い、走行中の車での受信状態や精度を調べる。来年2月には熊本で路面電車を使った試験を予定している。